お知らせ

グランドセイコー SBGJ203

欧米のウォッチメゾン達に追いつき、追い越すことを目標として1960年に産声を上げたグランドセイコー。
精度、耐久性、視認性の全てに優れるこの実用時計は、その進化の歴史の中で独自の世界観を築き上げ、頑ななまでに守り通して来ました。

欧米の製品に倣って作った事に始まり、世界最高水準の精度を備えるに至った機械式時計
セイコーが世界で初めて腕時計として製品化に漕ぎ着け、時計業界に圧倒的な影響を与えたたクオーツ時計
そして機械式時計とエレクトロニクスの両方のノウハウを蓄積してきセイコーだからこそ作り得た、全く独自のスプリングドライブ

これら3種類のグランドセイコーのエンジンたちは、そのどれもが語り尽くせない魅力に溢れるものばかりですが、やはりその原点となった機械式時計に強い思い入れを持つ方は決して少なくないことでしょう。

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機械式時計は円状のテンプが紡ぐ規則正しい振動を元に時間を刻んでおり、この振動が如何に安定を保てるかが精度に大きく影響します。振動を早くすれば、外部からの衝撃や振動などの影響を受けにくくなり、安定性は増しますが、その為にはより強いゼンマイが必要となり、これに起因するムーブメント内の様々な部分への負荷が増すことで耐久性に関する問題が発生します。

SBGJ203

今回ご紹介する「SBGJ203」モデルは、この安定性と耐久性のバランスについて、従来28,800振動/時という振動数が最も有利とされて来ましたが、セイコーはキャリバー9S85でこれを36,000振動/時にまで引き上げることに成功しました。

新素材「スプロン610」で作られたヒゲゼンマイ、同じく新素材「スプロン530」で作られた主ゼンマイ、そして半導体の製造技術を応用した「MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術」によって製造された、 頑丈で高い効率を発揮する脱進機等、その全てがセイコー独自の発展を遂げてきた技術の結晶と呼べるものです。

このモデルが持つGMT機能は単独で修正可能な短針を動かして長短針でローカルタイムを、24時間で一周する、黒い文字盤上に一際映える赤い針でホームタイムを表示する、使い勝手に優れるもの。

その外装も、セイコーがそのスタイルを確立したといわれる1967年初出の名機、44GSの良質な遺伝子を色濃く受け継ぎながら、現代の高度な加工技術によって再解釈したものであり、セイコーの唯一無二の個性を見事に体現していると共に、その鋭いエッジや歪みの無い面からなる完璧な表面加工は海外の名門にも決して引けを取りません。

SBGJ203_¥670,000+税

その漆黒の文字盤にはグランドセイコーの生まれ故郷、雫石高級時計工房から望む雄大な岩手山の山肌を表現した、細密な「岩手山パターン」が刻まれており、これが光の加減で見え隠れする様は、グランドセイコーの故郷への愛情と、どこまでも抜かりの無い作り込みの素晴らしさを感じさせます。

真の国際ブランドととしてセイコーブランドから独立したグランドセイコーは、世界を舞台に活躍する人々に日本人としての誇りを呼び覚まし、自信を与えてくれる、そんな頼もしい存在なのです。

品 番:SBGJ203
ケース素材:ステンレス/裏蓋サファイアケース
ケース直径:46.2mm
ベルト:中留 ワンプッシュ三つ折れ方式
防 水:日常生活用強化防水(10気圧)
駆動方式:メカニカル 自動巻(手巻つき)
ダイアルカラー:ブラック
重 量: 159.0 g
価 格: ¥670,000+税

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