お知らせ

グランドセイコー SBGX087

欧米のメゾンに追い付き、追い越すことを目標として発展を続けてきた戦後のセイコーは1968年、スイスのクロノメーターコンクールを席巻するに至り、1969年には自動巻クロノグラフ、クオーツ腕時計という2つの世界初を発売、時計業界に偉大なる革命を巻き起こしました。

ダイバーウォッチに求められる防水性能とタフネスは、腕に巻いて使用される全ての腕時計にとって本質的な性能のひとつであり、セイコーにとって世界水準に追い付き、追い越す必要がある重要な課題でした。

セイコーのダイバーズウォッチは1965年以来の歴史を持ち、北極、南極、エベレスト山頂、そして水深3,000mの深海と、地球上に存在する最も過酷な環境に幾度となく挑み、冒険者たちの信頼に応えてきました。

大切な人命を預かるダイバーズウォッチに不可欠な信頼性の高いムーブメント、セイコーにおいてその最高位に有るのがグランドセイコーであり、本来全く別のベクトルを持っていたグランドセイコー銘でこうしてダイバーズウォッチが発売されるようになったのも、自然な流れなのかも知れません。

SBGX117_¥380,000+税

こちらにご紹介するSBGX117は、グランドセイコー専用機として開発された年差±10秒を誇るクオーツムーブメント、キャリバー9F61を搭載し、16,000A/mの耐磁性能を併せ持つ究極のダイバーズウォッチです。

直径42.7mm、厚さ13.0mmのステンレススチール製のケースは、同じくステンレススチール製のブレスレットと共に約200gと、決して軽い方ではありませんが、セイコーが200m潜水用防水と表現するその防水性能は、かなり控え目に表現しているとしか思えない程にタフそうな印象です。

手首に乗せれば、手首回り実寸で16~17センチ程度の平均的な日本人の手首にしっかりと寄り添い、日本の時計であることを実感します。

比較的軽量なクオーツムーブメントを搭載した時計ですが重量バランスも良く考えられているようで、手に取った時の重量感ほどの重々しさを感じさせず、装着感は良好です。

ブレスレットはステンレス無垢のコマに対してプレス形成のパーツを中心とした実用本位のクラスプを採用しており、比較的複雑な構造を持つエクステンションシステムは細かく長さを調整出来る仕様。このクラスプはダブルロックになっている上にクラスプの両側面から飛び出したボタンを同時に押さなければ開かない為、一度正確にはまれば不意に開いてしまう事はまずないでしょう。

そのダイヤルデザインは1970年代に確立したセイコーダイバーズの伝統的なものであり、視認性についてはこれ以上のものは無いといえるレベルのもの。硬化加工したとされるステンレス製のベゼルも地の黒とインデックスのホワイトの発色がかなりはっきりしており、光沢がある仕上がり。

いざという時には分解できる構造で、ベゼルの回転が重くなった時などにはメンテナンス可能となっており、長期使用への配慮はやはりグランドセイコーらしいポイントといえるでしょう。2017年のグランドセイコーのセイコーブランドからの独立に伴い、このクオーツダイバーは現在生産が中止されているようです。
また別の機会にクオーツダイバーの新型が登場するものと思われますが、12時位置のセイコーブランドはいずれにしてもこれが見納めとなる事でしょう。在庫がある今の内をお勧めします。

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品 番: SBGX117
ケース素材:ステンレス(SS)
ケース直径:43mm
ベルト:ステンレス(SS)
防 水:200m潜水用防水
駆動方式:クォーツ
ダイアルカラー:ブラック
重 量:194g
価 格:¥380,000+税

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