オメガの人気シリーズ、シーマスターよりプラネットオーシャン
Re:215.33.46.51.03.001の一本をご紹介します。

留まることの無い革新ラッシュによって、破竹の勢いを見せる現在のオメガ。
加えて近年のプロダクトが見せるクオリティの著しい向上は目を見張るものがあり、2018年2月には同社の売上は歴代最高額を記録したといいます。

そんな誰にも止めようがない現在のオメガによるダイバーズ・クロノグラフの代表機種が、このシーマスター プラネットオーシャン コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフです。

ステンレススチール製の直径45.5㎜に対して厚さが19㎜に及ぶ迫力満点のケースは、最強の3900m防水を誇るコンペティター、ロレックス シードゥエラー ディープシーの直径44㎜、厚さ17.5㎜をも凌ぐものであり、1972年初出のダイバークロノグラフ、初代「ビッグ・ブルー」の直系の子孫と呼ぶに相応しい存在感を誇っています。

そのサイズ故、シャツのカフにすんなりと収まるはずもなく、例えばビジネスシーンに向くとは言い難いものではありますが、アクアテラのような汎用性の高いデイリーウォッチばかりに需要が偏っている状況でもなく、ツールウォッチとして高機能に徹したが故のこの大型のプラネットオーシャン クロノグラフもまた、外しがたい存在として、根強い人気を維持しています。

そんなこのモデルのまず特筆すべき点は、600m防水という強力な防水性能に加えて、15,000ガウスの磁場に耐える超耐磁性能を持ちながら、トランスパレントのケースバックを採用していることでしょう。

これはオメガの防水ケースの製造技術の卓越を示していると共に、ムーブメント内の磁気によって精度に影響が出るパーツをシリコンや独自の特殊素材である二ヴァガウスに置き換え、ムーブメント自体に耐磁性能を与えることに成功し、耐磁性のインナーケースを過去のものとしたという技術革新をも象徴しているのです。

そんな革新的なムーブメント、キャリバー9900は、オメガの基幹ムーブメントであるキャリバー8500と同様の60時間パワーリザーブや三層式のコーアクシャル脱進機、フリースプラングテンプやシリコンヒゲゼンマイの採用などといった基礎体力に加えて、60分積算計と12時積算計を同軸に重ねた同軸積算計を3時位置に持つほか、クロノグラフ始動時に針飛びが起きず、駆動時の精度安定性の低下を防ぐ垂直クラッチ式のクロノグラフ機構を備える、キャリバー9300をマスタークロノメーター所得の為に更なる磨き込みをかけたもの。

現代の自動巻クロノグラフムーブメントとして最も先進的なものの一つとして、もっと注目されてしかるべき、極めて充実したものです。

このキャリバー9900の大きな特徴のひとつである同軸積算計は、小さくなりがちなクロノグラフカウンターに有って、積算時間をメインダイヤルの時分針と同様に一目で読み取れるようにしたことで、その判読性を大きく向上させています。

このモデルでは更に分積算針にオレンジのメタルフレームの夜光針とすることで、ダイビングの経過時間測定にも応用し得るだけの視認性を確保している点も大きな特徴といえるでしょう。

その他にもリキッドメタルを採用した、明瞭なインデックスを持つセラミック製のダイビングベゼルや、
一際鮮やかな発色を見せるセラミック製の文字盤など、オメガならではの最新技術がぎっしりと詰まった、語るべきところの多い、充実したモデルです。

品番：215.33.46.51.03.001
ムームブメント：自動巻き
ケースサイズ：45.5mm
ケース素材：ステンレススティール
防水：600M
ベルト：レザー＆ラバーストラップ
価　格：￥890,000＋税

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