このモデルの特徴を一言で表せば、数あるブライトリングのプロダクトの中でも、最も無骨な個性が際立つモデルです。

直径48.00㎜、厚さ17.75㎜というサイズのケースは、スチール製のブレスレットと共にもはやスチール製の時計の域を越えたずっしりとした重量感を持つことに加えて、すべり止めのチェッカーが施されたプッシュボタンやリューズ、分厚いベゼルから飛び出すライダータブ、剛性感溢れるブレスレット等、その手触りはこの上なくごつごつとしており、これを手にするもの全てに忘れ難い印象を与えるものです。

腕上では角度を付けられたラグの恩恵によって意外な程に収まる手首を選ばず、この時計の装着感を好ましく思えるかは、その重量感を魅力として捉えられるかにかかっていますよね。アベンジャーはパイロットウォッチでありながら、強力な防水性能を併せ持つクロノマットの派生として生れ、ベゼルに取り付けられたライダータブをはじめクロノマットの遺伝子を受け継ぎながらも、様々な用途に特化したツールウォッチとして展開されるコレクションであり、その機能性に裏打ちされた精悍なルックスから、世界中で高い人気を維持しています。

COSC公認の高精度クロノメーター所得機であるスーパーアベンジャーIIのエンジン、Cal.ブライトリング13は30年以上に渡ってあらゆるコレクションに採用が続けられてきたものであり、その信頼性についてはもはや疑う余地はないといえるものです。
そのベースとなっている名品ETA社の7750は、リューズやプッシュボタンの操作感についてはあまり軽やかな方ではないイメージですが、少なくともこのスーパーアベンジャーIIに関して言えば、ブライトリングによるムーブメントのチューンナップが行き届いている事に加えて、リューズやプッシュボタンなどの操作に関わる外装パーツのどれもが大振りで、かつすべり止めのチェッカーが施されていることから、全ての操作は随分と軽やかに感じられます。

時刻合わせに関しても、秒針停止装置の存在に加えて適切な針と各インデックスのバランスによる判読性の高さの恩恵によってストレスなく行えます。経過時間を確認するための回転ベゼルも、ベゼルに取り付けられたライダータブの存在で簡単にグリップ出来、ブライトリングが説明する通り、グローブをはめたままの手でも細やかな設定が素早く可能であり、防水性能も300mと強力ですから、ダイバーウォッチとしてもご使用いただけることでしょう。

こんなにも高性能で頑丈でありながら、確かに用途は選ぶかもしれません。
しかしこのブライトリングならではの圧倒的な個性は何物にも代えがたい大きな魅力であり、是非一度、実際にお手にとってその迫力と重量感を体験していただきたいと思います。

品　番：A331B29PSS
ケース素材：ステンレス（SS）
ケース直径：48 mm
ベルト： ステンレス（SS）
防水： 30気圧（300m）
駆動方式： 自動巻き
ダイアルカラー： ブラック
重　量： 約250g
価　格： ¥700,000＋税

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